2014年7月2日水曜日

第38回 全日本自転車選手権大会ロードレース

1. レース詳細

レース名:第38回 全日本自転車選手権大会ロードレース
日時:2014年6月29日(日)8:05 スタート
天候:曇り,雨,霧
クラス:女子エリート
エントリー数:30人
距離:全長126.4Km(15.8km×8周)
場所:岩手山パノラマラインロードコース
主催:日本日本自転車競技連盟

2. 機材

フレーム SPECIALIZED S-Works Amira SL4
ホイル        : GOKISO
タイヤ        : Continental Competition
ペダル        : LOOK KEO BLADE 2 TI
レースウェア PEAL IZUMI
シューズ SPECIALIZED Women's S-Works Road Shoes
サドル        : SPECIALIZED TOPE PRO
アイウェア RUDY PROJECT ファイアボルト
ヘルメット OGK KABUTO KOOFE
ケミカル MORGAN BLUE
ドリンク MUSASHI REPLENISH
サプリメント RECELLING CAPSULE PLUS
テーピング New HALE Vテープ・Xテープ
トレーニングサポート :      SMART COACHING
                        : コンディショニングセンター品川
ボディメンテナンス   :      日本カイロプラクティックセンター大船
               :    PREMINA さくら治療院
                       
3. リザルト

順位 氏名 チーム タイム
優勝 萩原 麻由子 ウィグル・ホンダ 3:52:02
2位 与那嶺 恵理 サクソバンクFX証券 + 13
3位 合田 祐美子 早稲田大学 +2:34
7位 西 加南子 LUMINARIA +2:43


4.レースレポート

毎年特別な緊張感あるレース,全日本選手権。何年もレースに出続けているが,この大会はやはり緊張する。レースに向けて,時間は短かったけれど,トレーニングも怪我前の負荷までほぼこなすこともでき,溜まりきった疲れもギリギリで取ることができて,現状での万全といえる状態でレースに臨めるところまで持ってくることがでた。

何を笑っているんだ・・・【photo:Hideaki.Takagi】

 レース前日は軽く走りに行き,最後までホイルを試して迷っていたが,翌日の天気,風,レース距離とトータル負担を考え,今回はGOKISOホイルで行くことに決めた。
ホイルが選択できるというのはなんていう幸せだ。

なぜか1番の位置・・・【photo:Hideaki.Takagi】

  レース当日,朝から小雨,アップをしたら汗が流れるだったが,濡れた状態で長い下りを繰り返したら,冷えるだろうと途中で脱げるタイプのアンダーを着た。
ホットオイルを塗り,補給ドリンクはリプレニッシュ2本,ジェルを数本を持ちスタートラインに並んだ。
 下りのローリングスタートで思っていた以上に寒さを感じ,リアルスタートが切られるのが待ち遠しかった。
スタート直後から細かいスピードアップはあったが,1周目の登りは一定ペースで終了。
 下りきったヘアピンカーブや途中のシケインで集団が伸びた時を狙って,あわよくば・・・とスピードを上げると数人になることがあり,ローテーションしていたが,まだスタートしたばかりなだけにすぐに集団に戻ってしまった。

オイオイ,頼むよ・・・【photo:Hideaki.Takagi】

 2周目の補給後の下りでも霧が濃くなってきたので,見逃してくれるかとアタックしてみたがこれも失敗,思いのほかスタート後2周に脚を使ってしまった。
その後,針谷選手のアタックを見送り,一人先行している状態で3周目の登りに突入。タイミング悪く先頭を走っているときに萩原選手が勢いよく飛び出し,針谷選手に追いついて逃げ始めた。それを追って,一人与那嶺選手,そして集団。前半に思いのほか脚を使っていた私はそこでのスピードアップに堪えられず,少し集団から離れて登り終える。ここが一番辛かった。数人の選手が後ろについていたが,ローテーションを期待したら追いつけないと判断し,なんとか自力で踏ん張り補給地点の先で集団に追いつく。
 集団に戻ってから一息入れローテーションに加わる,先行していた与那嶺選手,針谷選手,萩原選手に追いついた。集団は10数名に戻った。
 その後,5周目終了までは大きな動きもなくレースは進んだ。残り3周で動くのだろうと予想していたが,その肝心な6周目(ラスト3周)の登り入口でコミッセールがレースの停止を促していた。??最初は雷でも落ちてレース中止か?とも思ったが,どうやら男子の集団が過ぎるまで女子は停止とのこと・・・。

通り過ぎる男子の”は?”って顔・・・【photo:Hideaki.Takagi】


【photo:Hideaki.Takagi】
正直,停止しなくてもこれだけ道幅があれば審判車が集団をコントロールできるだろうに・・と思ったが,そこで私が何を言ったところでひっくり返るわけがないと黙っていた。10分ほどの停止で身体が冷え切り,再スタートした登りはサイクリングペース。

勝負所でサイクリングペース・・・【photo:Hideaki.Takagi】

なんだが,スッキリしないまま(違う方はスッキリしたが)ラスト2周に突入。ここでアタックするしかないでしょう,というラスト2周の登りで与那嶺選手がアタック,少し遅れて萩原選手が続く,私は脚が攣りかけていたのでダッシュをせずにアベレージでその後ろの7名の集団で登りきる。
 ラストの下りと平地も7名がうまくローテーションできず,前の2選手とは離れていくばかり。最後の登りも途中でアタックで抜け出す人はおらず,ラスト500を切ってからスプリントが始まった。私にはすぐに反応できる脚は残っておらず,3名の選手に遅れをとってスプリント開始,ゴールラインで1名の選手に刺されて7位となりました。

順位は中途半端なものですが,怪我後初めて身体も軽く,動ける感覚があり,後半戦はもっと調子を上げられる自信がもてました。
応援してくださり,治療にご協力いただいた皆様,本当にありがとうございました。


 今回のレースは5周目の停止措置があってもなくても1,2位が彼女たちだったことは変わらなかったでしょう。ただ,その時停止した集団のそれ以外は,そのままレースが進んでいたら順位は変わっていたと思います。全日本選手権という大会でこのレース運営は選手にとってもモチベーションを下げるもので,監督会議でもそう対処すると事前に告知するなり、今後は改善していただきたいと思います。(だって,そりゃないよっ!っていう一番の勝負どころの周回だったんですよ!)