2015年6月29日月曜日

第39回 全日本自転車選手権大会ロードレース

1. レース詳細

レース名:第39回 全日本自転車選手権大会ロードレース
日時:2015年6月28日(日)9:08 スタート
天候:晴れ,曇り
クラス:女子エリート
エントリー数:43人
距離:全長128Km
場所:栃木県大田原市・那須町
主催:JCF(日本自転車競技連盟)

2. 機材

フレーム SPECIALIZED S-Works Amira SL4
ホイール GOKISO
タイヤ Continental GradprixTT
ペダル LOOK KEO BLADE 2 TI
レースウェア PEAL IZUMI
シューズ SPECIALIZED Women's S-Works Road Shoes
サドル SPECIALIZED TOPE PRO
アイウェア RUDY PROJECT
ヘルメット OGK KABUTO Zenard
ケミカル MORGAN BLUE
ドリンク MUSASHI REPLENISH
テーピング New HALE Vテープ・Xテープ
トレーニングサポート :SMART COACHING
               :コンディショニングセンター品川
ボディメンテナンス :日本カイロプラクティックセンター大船
               :PREMINA さくら治療院

3. リザルト

順位 氏名 チーム タイム
優勝 萩原 麻由子 Wiggle・HONDA 3:48:19
2位 与那嶺 恵理 サクソバンクFX証券 0:00
3位 金子 広美 イナーメ信州山形 +0:01
5位 西 加南子 LUMINARIA +0:03


4.レースレポート

いつも同じ書き出し,毎年特別な緊張感あるレース,全日本選手権。
昨年も今年も春先の海外遠征で怪我をして全日本選手権までまともにロードレースに参加していない。今年は怪我をした場所が競技に差支えない場所だったのが幸いで,レースまでトレーニングは順調にこなしてきていた。そして,今回は今までになくレース前の数日は思いっきり休養の時間を取った。
レース当日,いつものようMUSASHIのリプレニッシュをとりつつアップ。早めに終えて落ち着いてスタートを待つ。GOKISOのホイールはこのコースに適しているであろうと思われるGOKISO24mmワイドクリンチャーを使用。クライマーより若干重くはなるが,ダンシング時の感覚が今までの物より軽く切れ味がよく気に入っている。

【photo:Hideaki.Takagi】
スタートラインに行くと,いつもより選手人数も多く,観客数も多く賑わっていた。すぐにスタート,ローリングスタートでは先頭を走る。レース経験が浅い選手もいるので,黒川橋(ここを通るたびに鹿屋体育大学の黒川監督を思い出した,笑)の緩い登り後のカーブが多い下りは先頭で下る。とりあえず,1周目はコーナーや危ないだろうと思われる箇所は前に前にでて危険を避ける。

【photo:Hideaki.Takagi】
予想通りのけん制ペース。にしても今シーズで一番の身体の軽さだった。登りが全然辛くない。が,調子に乗ったら後半激落ちするコースだとわかっていたので,抑え目抑え目で後ろに下がる。マークされていない選手がアタックというよりは見逃されて前に抜けでても,主要選手はすべて見送り,私も見逃してもらえるかなと1回同じように前に出たけどダメだった。一応,チェックされる選手ということか。

【photo:Hideaki.Takagi】
そんな感じでけん制レースが進みつつも5周目で大学生メインの3名が逃げる。タイム差は最大で2分弱。このまま行ってしまうのではと思ったがラスト2周の終わりで吸収。けん制していてもこのコースだと集団の方がかなり有利だということがよくわかる。その後,何回かアタックがあったが,先頭で追走はせずにペースで追いつく。

【photo:Hideaki.Takagi】
【photo:Hideaki.Takagi】
最後の決定的なアタックに備えて脚を貯めた。しかし,貯めているつもりの脚でもラスト1周前には両脚の内側広筋が攣りかけていた・・・なんとかラスト1周持ってくれ~と使う筋肉を変え,急激なスピードアップはせずにシッティングでアタックに対応,若干付き遅れがあったが先頭集団に残る。先頭は12名。
ラスト1週でも大堀選手が下りで車間が開いたのをそのまま逃がす。集団ではブレーキ合戦で見る間に差がつく。私も行かせてくれないかなと再度1人アタックをしてみたがダメだった。ラスト5キロほどのアップダウンでアタックがかかり6名になる。それでもスピードは落ち,大堀選手との差は縮まらない。ラストの登り手前で後ろを見ると,離れた集団がまた追いついてきていた。
【photo:Hideaki.Takagi】
私は自分の脚に余裕がなかったので気持ちにも余裕がなかった。ゴール前の最後の登り手前だというのに,スプリントに備えることよりも,追いつかれないように先頭に出てスピードを上げてしまった。登りに入って後ろからアタックを掛けた萩原選手にはすぐに反応できず,与那嶺,金子,合田選手の後ろに何とか食らいつく。登りきってなんとか平坦区間に入りすぐに萩原選手がロングスパート,反応できる余力はなく,なんとか合田選手の後ろに付く徐々に離れてそのままゴール。
【photo:Hideaki.Takagi】
先頭でゴールスプリントをすることができなかった。5位。
悔しいけど,脚に余裕が無くて判断も誤ったのだから力不足。力がある時は余裕のある戦略をして勝てるものだから。それが今回の萩原選手だったのだと思う。